6月25日(金)、四国電力、愛媛県知事宛てに「特重施設で安全担保できない伊方原発を再稼働させずに廃炉を求める申入れ」を行い、県議会には「特重施設で安全担保できない伊方原発を再稼働させずに廃炉を求める請願」を提出しました。
この日、四電原子力本部には須藤昭男事務局長他3人で参加。事前に連絡を入れてありましたが、コロナ禍を理由に部屋には通されず、玄関フロアでのやり取りとなりました。申入れ書を読み上げ、15分ほど立ったまま議論をし、原子力本部の大野氏に申入れ書を手渡しました。
また、県議会への請願については、浅湫和子、石井智恵、石川 稔、菅 森実、武井多佳子、田中克彦 (50音順)の6県議が紹介議員になってくださり、議会事務局に提出しました。
県知事宛ての申入れについては、田中裕文・原子力安全対策推進監に、須藤事務局長、松浦秀人・和田宰・越智勇二の3人の事務局次長など5名が内容を読みあげたのち推進監に申入れ書を直接手渡しました。なお、田中氏は前任の大橋氏との交代のため、この日初めての対面となりました。
「特重施設については客観的なチェック機能が働いていない。県自らが独自に検証すべきではないか」と糺す須藤事務局長や和田事務局次長らに、「原子力規制委員会で許可され、安全基準を満たした工事をしていると考えている」との四電べったりの見解を述べるのみで、県として住民の命を守るという視点にたった言葉は残念ながら聞くことができませんでしたが、申入れ書は知事に伝えるとの応答でした。