伊方ゲート前で廃炉を訴える   

 第36回伊方集会に参加 避難ルートも検証

澄んだ秋空に「伊方原発 廃炉!」の旗がたなびく
3号機運転差止訴訟への支援を呼びかける松浦事務局次長

 伊方原発をとめる会も協賛団体として名を連ねている「第36回伊方集会」(原発さよなら四国ネットワーク主催)に、松浦秀人事務局次長以下5人が参加しました。

 10月23日、10時から11時半まで四国、大分、広島等からの約60名が伊方原発ゲート前に集合し、各グループがそれぞれ伊方原発の廃炉を訴えました。とめる会からは松浦秀人さんがスピーチをし、10月20日の第6次提訴の報告、また裁判等への更なる支援を訴えました。 

 最後に、伊方集会参加者一同から四国電力社長宛ての要望書を、伊方原発・細川総務課長に手渡して、伊方集会はいったん解散しました。

参加者一同の「要望書」を読み上げる 

狭くて急峻な山道、本当に安全に逃げられる?

 昼食をはさんで13時から2時間、伊方町の避難計画にある「ルート2」を検証。宇和海側の地区指定避難所の豊之浦集会所から一時集結所の伊方中学校までの海沿いの避難経路を7台の車に分乗して通ってみました。出発点の豊之浦は伊方町の防災マップによると、集落全体が地滑り警戒区域で、各所に土石流と急傾斜地の特別警戒区域があります。その上、豊之浦集会所は狭くて急な階段を60段ほど登った先にあり、車いすでの参加者は辿り着くことができず、海岸での待機を余儀なくされました。伊方中学校へと続く各集落をつなげる避難経路は狭くて曲がりくねったカーブの連続で、対向車との離合にも緊張を強いられました。原発事故が起きたら、また地震や大津波に見舞われたら、これらの避難道路は土砂崩れでたちまち通れなくなるでしょう。これでは住民の命は守れない。実際に車で走ってみると、現状の避難計画がいかに机上の空論であるかがよく分かりました。