伊方原発運転差止広島裁判 不当判決 

当会和田宰事務局次長が報告会に参加し発言

 3月5日、伊方原発広島裁判を、伊方原発をとめる会の和田宰事務局次長が傍聴し、不当判決後の報告会で最初に発言を求められました。和田事務局次長は、判決内容が「憤りに堪えない」こと、「立証責任の転換」を事実上ないがしろにしている問題を指摘しました。また、松山での裁判状況を問われ、3月18日が判決日であり、13年4カ月、力を尽くしてたたかい抜いたこと。必ず勝利すると確信していると語りました。
 報告会には、大分裁判、山口岩国支部裁判からも参加しており、それぞれの地での裁判を巡る現状が披露されました。

当会須藤昭男事務局長がコメントを出す

 また、今回の不当判決に対して、愛媛新聞の取材を受けた、須藤昭男事務局長は、「情けない。司法は最も弱い立場の人たちに寄り添わなければならないのに、機能を果たしていないのではないか」と語り、広島地裁判決が、原子力規制委員会の新規制基準に適合しているのだから「社会的に許容される程度の安全性が確保されていると推認されるべきだ」と判断したことに対して、「司法が行政に寄ってしまっていると感じる。規制基準通り判断されたのでは困る」と応え、松山地裁の18日の判決を目前にして、「主張立証は尽くした。東京電力福島第1原発事故を繰り返してはならない。必ず勝訴できると信じている」と結びました。

 なお、広島地裁判決に関しては、以下の「伊方原発運転差止広島裁判」のウェブページをごらんください。

   https://saiban.hiroshima-net.org/source.html