5月27日、伊方原発をとめる会は第8回定期総会を開催し、150名が参加しました。
総会は草薙順一事務局長の挨拶ののち、飯田哲也さんの講演に移りました。飯田氏は馬車から車に変わった歴史や、銀塩カメラとデジカメの関係などを例に、今進んでいるエネルギー変革の劇的な速さを語りました。また、エネルギーを電力、温熱、交通、産業の分野からとらえ、ヨーロッパの現状を語りました。大転換するエネルギーの常識と、「逆走」し立ち後れる日本の状態も明らかになりました。時間が一杯となりましたが、地域から変えていく可能性にも触れるものになりました。
第8回総会は、議長に大川耕三氏を選出し、議事をすすめました。伊方原発をとめる弁護団から薦田伸夫弁護団長が、広島地裁決定の重要性、山口地裁岩国支部、及び大分地裁での裁判状況も報告しました。高松高裁では、地震問題での原発運転差止を求めて、6月5日の第3回抗告審の準備を進めていることも報告しました。
この後、総会議案に沿って、経過と運動の到達、決算と監査結果が報告されました。方針では、湿式貯蔵と乾式貯蔵の問題など、情勢と県内状況が報告されました。また、裁判闘争や県民的な署名運動など方針提案が行われ、予算、役員が提案されました。総会は、ふり返りと決算を承認し、方針と予算・役員を確定して終了しました。