9月6日、署名6万3,731筆を中村知事あてに提出

署名6万3,731筆を知事に

提出場所となった県議会会議室には、県内11地域からの18名や脱原発の県議会議員4名を含め計33名が参集し、知事宛に署名を提出。県側からは、原子力安全対策課から根来課長、大橋原子力安全対策推進監ほか3名の計5名が対応しました。この様子はNHKが、昼と夜9時前のニュースで詳しく報道しました。

各地から参加し、熱く思いを語りつつ署名を提出

 提出にあたっては、事務局メンバーが要請文面を力強く読み上げた後、安藤哲次事務局長が書面を根来課長に手渡しました。続いて、地域の代表と事務局メンバー20数名が一人ずつ署名束を同課長の手に渡しました。それぞれが、厳寒の時期からこの夏の酷暑の時まで、署名集めに奮闘したことや、地域の人々の声を紹介しながら、署名提出を行いました。各地からの参加者は、四国中央市( 島勝之 )、今治市(沢田康夫)松山市( 松本修次、須藤昭男、来島頼子、田渕紀子、今井正、大学生 )、東温市( 森山寿美子、佐藤博子 )、砥部町( 立田卓也 )、松前町( 稲田孔、大西信悟 )、伊予市( 向井正次郎 )大洲市( 大崎義治 )、八幡浜市( 遠藤綾 )、伊方町( 遠藤素子)宇和島市( 浅野修一 )の18名でした。(事務局などの参加者は末尾に)
 【写真】視力に障がいがありながらも、一人で杖を持ち近所の家々を訪ね、800筆近い署名を集めた松前町の稲田孔さんの提出場面。

脱原発・反原発の4議員も同席

 なお、愛媛県議会で脱原発・反原発で頑張ってきた、社民党、共産党、市民の窓の議員4名が、署名提出に同席しました。冒頭には、提出段取りに尽力いただいた社民党県議団から石川稔議員があいさつ。今朝の北海道での震度7の地震に伴う泊原発外部電源遮断の事故について語り、中央構造線活断層帯の危険性についても指摘しました。署名提出直後には、逢坂節子(社民)、田中克彦(共産)、武井多佳子(市民の窓)の3議員が、原発のない暮らしを求める住民の願いの実現に向けて、一言ずつ発言しました。

知事に報告させていただきますと課長応答

署名提出を受けて、根来課長は、「知事に報告させていただきます。県民の安心・安全のために、絶対に事故のないように国や事業者に引き続き安全対策を求めたい」との旨、述べました。

締めくくりに

 提出を締めくくった泉英二さん(事務局メンバー)は、今回、一軒一軒訪ねて集めていく署名方法に至った経緯を述べ、全世帯を回りきれなかった力不足を率直に語りつつ、今回の署名活動が、今後の伊方原発廃炉運動の一里塚として、広く県民に受け継がれていくことを期待している旨、述べました。また、署名を愛媛県が悪用するのではないかとの 強い危惧の声があったことも紹介し、個人情報そのものである、今回の署名について 極めて厳密な扱いをするように求めました。

 提出には、写真係として堀川孝行(松山市)さんが同行し、事務局からは、安藤哲次、泉英二、泉京子、奥田恭子、越智勇二、中尾寛、松浦秀人、向井公子、和田宰、和田弘子の10名が参加しました。